紀州路ツアー

04/04/30〜05/02

【初日】


今回は紀伊半島をグルッと一周して来ました。
今まであまり寄ることの無かった岬と温泉を今回のルートに加え、
心と身体をリフレッシュする旅としました。
また、先日購入したデジカメも、今回のツアーから本格的に導入しています。





ツアー初日。天気は快晴♪伊勢湾フェリーの始発は混雑が予想されたので
出航1時間前にフェリー乗場の道の駅に到着。
既に3台ほどバイクが止まっていた。何せ、MAXで10台ぐらいしか乗船できないのだ。
着いて20分後には、15台前後が列を作っていた。まさに『早起きは三文の得』
8時丁度に伊良湖港を出航。無風に近く海は凪状態。
揺れはほとんど無く、予定より10分も早く鳥羽港へ到着。
下船と同時にGPSのスイッチをON。まずは志摩半島の『大王崎』を目指す。
道の流れも良く、オーディオで宇多田ヒカルを聴きながら快適クルージング。
朝の空気はちょっぴり冷たくて、首筋を抜ける風が何とも心地良い。


狭い漁村の道を抜けていくと、大王崎灯台の案内板が立っていた。
トイレと小さな休憩所の脇に影千代を止め、灯台までの上り坂を登ぼる。
左右のみやげ物屋には目もくれず、白亜の灯台へ。
灯台に着くと入場料を払い、らせん階段を上る。これが結構キツイ。
慌てて上ったので、目が回って気持ち悪くなってしまいました。
望楼に着くと、ドカーンと太平洋が目に入ってきました。よく見ると、地球が丸く見えます。
何枚か写真を撮って、灯台を横から眺めることができるポイントへ移動。
その場所は昔、城址だったそうです。確かに土塁っぽいものが残っていました。

再び大王崎から進軍。
目的地は『桐垣展望台』。(N34°17′02.03″ E136°50′7.58″)
英虞湾を一望出来る絶景ポイントらしい。
アップダウンと軽いワインディングを抜けると、駐車場が見えてきた。
早速、影千代を止めて景色を眺める。小さな島々と入り組んだ海岸線が素晴らしい♪
昔、山だった場所が地殻変動で海に沈み、頂上が島となって残っているのだとか。


【大王崎灯台】 【灯台の心臓部です】
【絶壁と大王崎灯台】 【桐垣展望台から見る英虞湾】



しばらく眺めた後、県道112〜152〜国道260号を抜けて熊野を目指す。
五ヶ所湾を左手に見ながら快適な走行が続いたが、南島町で交互通行の信号機が出現。
1.5車線の狭路であるため、交互通行にしないとスレ違えないのだ。
もちろん、信号無視をする者はいません。(笑)
南島町から紀伊長島までは所々でバイパスを建設中でしたが、
無理やり接続してある仮設の道や、とんでもない急坂もありました。

紀伊長島からは国道42号に入り、尾鷲〜熊野までは快調に進軍。
熊野の鬼ヶ城トンネルを抜けると、熊野灘の七里御浜がドーンと迫ってきた。
しかもたくさんの鯉のぼりが優雅になびいていて圧巻。早速、画像に収める。
今から山道に入るので、念の為に熊野で最初の給油。


【凄い数の鯉のぼり】
【園児と鯉のぼり・・・絵になりますね】
 ◆クリック拡大します



国道42号から国道311号へ右折。徐々に海から山の風景へと変わっていく。
紀和町の風伝トンネルの手前で、旧道の県道62号へ入る。
ここは熊野古道の『風伝峠』。(N33°51′24.99″ E135°58′05.58″)
所々に熊野古道の険しい道が残っていた。
「伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕様へは月参り」とは聞いたことがありますが
こんな道を昔の人は登ってたのかと思うと本当に驚いてしまう。

熊野古道で感心した後は『丸山千枚田』(N33°52′18.48″ E135°57′21.67″)へと向う。
途中、林が開けた場所から千枚田を眺めることができた。
写真撮影には絶好のポイント。他にもカメラを構えている人がいました。
千枚田の中を、ゆっくりと走っていると、休憩所が建っていた。
ここにも多くのカメラマンと、風景画を書く人がいた。
休憩所から眺める千枚田も、田植えが済んだ棚田の水が反射して素晴らしかった。


【熊野古道・風伝峠】
【丸山千枚田】
◆クリック拡大します
【田植えの済んだ千枚田】


更につづら折りの山道を抜けていくと、築城の名手と呼ばれた武将、藤堂高虎の
築いた『赤木城』(N33°53′29.54″ E135°57′23.68″)へと到着。
赤木城は天正17年(1589年)、この地方で太閤検地に反対した人々が起こした
天正一揆を鎮圧するために、紀伊で一万石の大名となっていた高虎が
活動の拠点として築いた城郭です。
高虎はこの頃から出世街道を歩み続け、宇和島城、今治城、伊賀上野〜津城と、
素晴らしい城を築いていきます。
伏見城や大阪城、江戸城、二条城、和歌山城の石垣造りにも彼が関わっています。

赤木城は、かなり整備が進んでいて、石垣も積み直されているように感じました。
城の入口である虎口は防衛の要である為、高虎らしい桝形虎口の堅固な造りでした。
歴史上、貴重な城郭であるため、現在も測量や発掘が進められていうようで、
この日も測量を実施していました。



【赤木城の石垣】 【赤木城の虎口付近】


赤木城をじっくり見すぎたせいで、計画した時間より遅れてしまったため、
湯ノ口温泉は諦め、『鉱山トロッコ』(N33°52′02.96″ E135°54′05.86″)だけ見ることにしました。
ちっちゃなトロッコに乗って温泉まで行きたかったなぁ。残念。




【かつての鉱山鉄道】


その無念を晴らすため、『湯の峰温泉』(N33°49′34.05″ E135°45′37.87″)へ向う。
そこにある公共浴場『つぼ湯』が目的。既に時間は16時。夕方だけに混むのは必至。
まっ、待ち時間がどれだけあろうと絶対に入ってやろうと思ったので、時間は気にしない。
駐車場に影千代を止め、つぼ湯へ入るために公共浴場で入湯料260円を払い、番号札を受け取る。
番号は35番。つぼ湯へ行くと、番号札は33番が架かっていた。

湯船が狭いため、30分の時間制限で入らなければならない。
計算でいくと待ち時間は1時間以内である。
33番のカップルが10分ほどで出てきたため、待ち時間は30分となる。
次の順番の人は、つぼ湯の横にある待合所で待つことになる。

MOTOもここで待つことに。今さっき入っていったカップルの楽しそうな声が聞こえてくる。
よ〜く見ると、つぼ湯は子宝の湯らしい。ど〜りでカップル(夫婦)が多いワケだ。
男1人で待っている自分に虚しさすら感じてきた。(T T)
おまけに、さっきまで騒いでいた入湯中のカップルは・・・

「もぉ〜賢ちゃんったら・・・」
「ええやんかTちゃん、見えへんて」
「そんなんしたら○#△$◆%×・・・」

注:登場する人名はフィクションであり実在しません・・・爆

なんて会話は無かったが、いやに静かである。怪しさ100万倍です。
その後に入る人の身になってください。お願いします。
30分後、順番がやって来たので交替する。
そのカップルは目も合わそうとせず、無言でそそくさと去っていった。
やっぱり怪しさ1億倍です。




【湯の峰温泉「つぼ湯」】


中に入ると脱衣場も無く、滑り易そうな階段があるのみ。
階段を降りていくと自然石をくりぬいた湯船が見えました。ホント、2人入るのがやっとの広さです。
乳白色をした湯は熱めなので、少し水で調節。う〜ん、極楽じゃ〜♪
スッポンポンでデジカメをセットし、セルフタイマーでパチリ。
入りたかった温泉に浸かっているので、さっきまでの虚しさは何処へやら。
ちなみに、石鹸、シャンプーは一切禁止です。


【湯船の狭さが分かりますか?】 【開放機能があっても開放禁止!?】


30分存分に堪能し、次のカップル(ホントに多いな!)と交替。
つぼ湯の横にある売店で水分補給。このクールダウンする瞬間が、またいいんですよね!
DAKARAの500mlを半分ほど飲み干して、Tシャツのまま温泉通りを歩く。
源泉が吹き出す湯筒では、卵やサツマイモを茹でてました。




【湯筒では卵やサツマイモを茹でられます】


湯の峰温泉を後にして、国道311号〜国道168号の快速下道で新宮まで抜ける。
国道42号に出た時には、辺りもすっかり真っ暗になっていた。
今宵の陣は那智勝浦の『パルスイン勝浦』。(N33°38′01.83″ E135°56′18.56″)
少々古いビジネス系のホテルだが、屋根付き駐車場で朝食&姉妹店『かつうら御苑』
無料入浴券付き。GW中だったので、宿泊料金は5900円。
チェックインして荷物を置き、無料入浴券を持って、かつうら御苑へと向う。
大浴場はGWにもかかわらず貸し切り状態。入浴客はMOTOとお兄ちゃんのみ。
広〜い檜の露天風呂を独り占め♪なんて贅沢なんでしょ。




【この露天風呂で貸し切り状態・・・】


ゆっくりと浸かった後、駅前にある寿司屋へ立ち寄る。
この辺りでは『めはり寿司』が有名なんだとか。早速注文することに。
大将曰く、お寿司というよりは、おむすびに近いらしい。
御飯が高菜の葉でくるんであり、中の具には高菜漬けが入っていた。
なんとも素朴で、味もシンプルですが、中々の逸品です。
これにマグロのお造りを頼んで、本日初のまいう〜♪です。
ホテルに戻ってから自販機でビールを買い、ほろ酔い気分で夢の中でした。





【これが「めはり寿司」です】

2日目へ 漫遊記に戻る TOPへ戻る